ロバート・オッペンハイマー : 愚者としての科学者

書誌事項

ロバート・オッペンハイマー : 愚者としての科学者

藤永茂著

(ちくま学芸文庫, [フ47-1])

筑摩書房, 2021.8

タイトル別名

ロバートオッペンハイマー : 愚者としての科学者

タイトル読み

ロバート オッペンハイマー : グシャ ト シテ ノ カガクシャ

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注記

朝日新聞社1996年刊を文庫化

叢書番号はブックジャケットによる

内容説明・目次

内容説明

理論物理学者のロバート・オッペンハイマーは、ロス・アラモス研究所初代所長としてマンハッタン計画を主導し、広島、長崎に災厄をもたらした原子爆弾を生み出した。その結果、「原爆の父」と呼ばれるようになるが、彼自身は名声の陰で原爆のもたらした被害、さらに強力な兵器「水爆」の誕生につながる可能性があることに罪の意識を抱き、その開発に反対の意思を表明していた。本書は、これまでに数多く書かれたオッペンハイマー伝をつぶさに再検討し、その多くに異を唱える。豊富な史料をもとに、彼の足跡を丹念に辿り、政治に翻弄され、欺かれた科学者の実像に迫る。

目次

  • 優等生
  • 救いと物理学
  • 美しき日々
  • 核分裂連鎖反応
  • ロスアラモス
  • トリニティ、広島、長崎
  • プルーデンスに欠けた男
  • 核国際管理の夢
  • 戦略爆撃反対
  • オッペンハイマー聴聞会
  • 物理学者の罪
  • 晩年

「BOOKデータベース」 より

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