文豪と俳句
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文豪と俳句
(集英社新書, 1079F)
集英社, 2021.8
- タイトル読み
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ブンゴウ ト ハイク
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注記
主な参照文献: p280-284
内容説明・目次
内容説明
文豪たちの俳句は、どこか違う。かなり違う。それをさすがと言うべきか、やっぱり変と言うべきか—。尾崎紅葉、森〓外、夏目漱石、内田百〓、幸田露伴、横光利一、室生犀星、宮沢賢治、永井荷風、芥川龍之介、泉鏡花、太宰治、川上弘美…。著者は、近現代の小説家が詠んだ魔訶不思議で奥深い俳句の数々を、ときに芭蕉、虚子といった俳人の名句と比較しながら詳細に読み解いていく。俳句愛好家、小説好きにはもちろん、教養書としても満足の一冊。
目次
- “幸田露伴”の章—露伴流俳句の楽しみ方
- “尾崎紅葉”の章—三十五歳の晩年
- “泉鏡花”の章—鏡花的世界の精巧なミニチュア
- “森〓外”の章—陸軍軍医部長の戦場のユーモア
- “芥川龍之介”の章—違いのわかる男
- “内田百〓”の章—「現代随一の文章家」の俳句
- “横光利一”の章—作中人物に俳句を作らせる
- “宮沢賢治”の章—俳句を突き破って現れる詩人の圭角
- “室生犀星”の章—美しい「うた」の背景
- “太宰治”の章—俳句の向こうに人間が見えてしまう
- “川上/弘美”の章—小説をヒントに読み解く俳句の謎
- “夏目漱石・永井荷風”の章—文豪句合わせ十番勝負
- おわりに—俳句を「読む」ということ
「BOOKデータベース」 より