命をどこまで操作してよいか : 応用倫理学講義
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命をどこまで操作してよいか : 応用倫理学講義
慶應義塾大学出版会, 2021.9
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イノチ オ ドコマデ ソウサ シテ ヨイカ : オウヨウ リンリガク コウギ
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文献案内: p199-203
内容説明・目次
内容説明
ES細胞やiPS細胞、遺伝子操作といった先端科学技術によって、私たちの生活や命のあり方が大きく変わりつつある。それは、人々の救いになると同時に、計り知れない危害をもたらす可能性がある。先端科学が開発される現場で、倫理の問題を追究してきた著者は、「命をどこまで操作してよいか」という究極の問いに対峙する。本書は、「道徳的地位」の考え方を導入することで、「命の操作」に関する代表的な問題を整理し、リスクとベネフィットを評価しながら、何をどこまで認めるべきなのかを実践的に考えていく。キメラ動物、人工的に作り出される脳や胚、精子・卵子、果てはまだ存在しない未来世代まで、これまでの理論ではカバーしきれない「新しい存在」の倫理についてどう考えるべきか。そのための知識と思考法を文理問わず伝授する、新次元の倫理学!
目次
- 第1章 私たちは誰(何)に対して道徳的義務を負うか—道徳的地位の議論から考える
- 第2章 動物で人の臓器を作ってよいか—ヒト化する動物をめぐる倫理
- 第3章 体外で胚や脳を作ってよいか—人の発生をめぐる倫理
- 第4章 体外で作られる精子・卵子から子どもを生みだしてよいか—生殖をめぐる倫理
- 第5章 子どもの遺伝子を操作してよいか—未来世代をめぐる倫理
- 終章 生命倫理の議論はどうあるべきか
「BOOKデータベース」 より