統計力学の形成 The making of statistical mechanics
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統計力学の形成 = The making of statistical mechanics
名古屋大学出版会, 2021.9
- タイトル読み
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トウケイ リキガク ノ ケイセイ
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注記
博士論文 (京都大学, 2015年提出) "Historical investigations into the development of classical statistical mechanics" (古典統計力学の発展の歴史的探究) を日本語化した上で、第6章と第7章の量子統計力学に関する部分を増補し、さらに全面的な改訂を施したもの
参考文献: p337-359
内容説明・目次
内容説明
アナロジーから基礎づけへ—多数の微視的な要素の世界と、巨視的な物質の世界とを関係づける、統計力学。マクスウェルやボルツマンによる気体運動論との差異を踏まえつつ、その歴史と意義を丹念に追跡。アンサンブル概念はいかに誕生・発展し、フォン・ノイマンによる量子統計に到ったか?可逆なミクロと不可逆なマクロの関係史。
目次
- 第1章 気体運動論の困難からアンサンブルへ
- 第2章 「力学的アナロジー」とアンサンブル
- 第3章 ギブス『統計力学の基礎的諸原理』
- 第4章 『諸原理』への応答
- 第5章 古典統計力学の諸相
- 第6章 状態和と分配関数
- 第7章 量子統計の時代におけるアンサンブル
「BOOKデータベース」 より