それでも映画は「格差」を描く
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それでも映画は「格差」を描く
(インターナショナル新書, 084 . 「最前線の映画」を読む||サイゼンセン ノ エイガ オ ヨム ; Vol.3)
集英社インターナショナル , 集英社 (発売), 2021.10
- タイトル別名
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それでも映画は格差を描く
- タイトル読み
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ソレデモ エイガ ワ「カクサ」オ エガク
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内容説明・目次
内容説明
映画は世界を映す窓だ!ギグワーカー、非正規雇用、ワーキングプア…言い方はさまざまだが、その実態は世界中、みな同じ。労働者から人権を奪い、生活限界まで搾取する。その傾向は突如襲ったコロナ禍によってますます拍車がかかっている。このディストピア的な状況を前に、世界の映画作家たちは各々のアプローチで「現代の資本主義」を描こうとしている。『パラサイト 半地下の家族』『天気の子』『万引き家族』などを徹底解剖!
目次
- 『パラサイト 半地下の家族』—したたり落ちるのは雨だけ
- 『ジョーカー』—最も恐ろしきハッピーエンド
- 『ノマドランド』—映画が与えた「永遠の命」とは
- 『アス』—私たちこそモンスターだ
- 『ザ・スクエア 思いやりの聖域』—「善きサマリア人」は、どこだ?
- 『バーニング 劇場版』—格差が生んだ「大いなる飢え」
- 『ザ・ホワイトタガー』—インドのラスコーリニコフ
- 『ロゼッタ』—格差と貧困を描く「ダルデンヌ・スタイル」とは
- 『キャシー・カム・ホーム』—世論を動かした、ケン・ローチの「原点」
- 『わたしは、ダニエル・ブレイク』—貧しさは罪なのか?
- 『家族を想うとき』—「個人事業主」という罠
- 『万引き家族』—ビルの谷間の「スイミー」たち
- 『天気の子』—愛にできるものはまだあるよ
- あとがき
「BOOKデータベース」 より