都市からひもとく西アジア : 歴史・社会・文化
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都市からひもとく西アジア : 歴史・社会・文化
(アジア遊学, 264)
勉誠出版 (発売), 2021.12
- タイトル別名
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都市からひもとく西アジア : 歴史社会文化
- タイトル読み
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トシ カラ ヒモトク ニシアジア : レキシ シャカイ ブンカ
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参考文献あり
内容説明・目次
内容説明
西アジアは古くから都市文明や都市国家の栄えた地域である。この地につくられた都市は、市壁を備え、その内側に宗教施設や市場、居住区、城塞や宮殿を築くという特徴をもつ。各都市は、周辺の農村や街道など複数のネットワークのなかに位置し、地域社会のかなめとして機能した。遠距離交易の拠点でもある都市には、イスラーム教徒、キリスト教徒、ユダヤ教徒のほか、ヨーロッパやインドやアフリカからの旅人や商人など多様な人々が暮らしていた。東はアフガニスタンから西はエジプトまで、学術都市、商業都市、観光都市、軍営都市、要塞都市、港湾都市など、様々な顔をもつ7〜19世紀の西アジアの歴史都市に焦点をあてる。文献史料・絵図・地図の読み解きから都市社会を多角的に検証し、今に受け継がれるその歴史と文化を探る。都市社会の多様性を描き出し、新たな歴史像を提示する。
目次
- 第1部 都市をつくる—建設・形成と発展(ムスリムがはじめて建設した都市バスラ—軍営都市から経済と学術の都市へ;「二つの春の母」モスルの一二・一三世紀—ザンギー朝下の建設と破壊 ほか)
- 第2部 都市に生きる—人びとと都市社会(アレッポが「シーア派の街」であった頃;ティムール朝期のヘラートにおける聖者たち ほか)
- 第3部 都市を活かす—政治的・経済的機能(フランク人支配下の都市エルサレム—観光産業都市への発展;山城から平城へ—近世クルディスタンにおける都市機能の変容 ほか)
- 第4部 大都市を彩る—三都物語(イスファハーンは世界の半分?;ナポレオン地図から読み解くカイロ—マイノリティに注目して ほか)
「BOOKデータベース」 より