世界文学としての方丈記 Repositioning Hōjōki as world literature

書誌事項

世界文学としての方丈記 = Repositioning Hōjōki as world literature

プラダン・ゴウランガ・チャラン著

(日文研叢書 = Nichibunken Japanese studies series, 第60集)

法藏館, 2022.3

タイトル読み

セカイ ブンガク トシテノ ホウジョウキ

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注記

総合研究大学院大学国際日本研究専攻に提出した学位論文「19世紀末・20世紀初頭の英米における『方丈記』の受容--夏目漱石の「英訳方丈記」を中心に」を大幅に修正加筆したもの

参考文献: p334-350

内容説明・目次

内容説明

“日本三大随筆”から、世界文学の最高峰へ。夏目漱石や南方熊楠の英訳によって、世界にその名を知らしめられた、鴨長明の『方丈記』。翻訳・翻案を経て、世界文学の最高傑作の一つとして受容されていった過程を、初めて考究した書。

目次

  • 世界文学としての『方丈記』—古典文学の新たな可能性に向けて
  • 第1部 日本国内における『方丈記』の受容(成立から明治初期までの『方丈記』受容の概要)
  • 第2部 自然文学作品としての『方丈記』—夏目漱石の「英訳方丈記」を中心に(開国後に欧文で見る『方丈記』—ジェームス・メイン・ディクソンを中心に;夏目漱石と『方丈記』の最初の外国語訳への挑戦—詩人化された鴨長明;漱石とディクソンの『方丈記』英訳の比較検討—在日西洋人が見た鴨長明)
  • 第3部 19世紀末・20世紀初頭の英語圏における『方丈記』の流通と受容の諸相(日本からアメリカへ—Sunrise Storiesに見る『方丈記』;アメリカからイギリスへ—南方熊楠・ディキンズの『方丈記』共訳とその受容;英詩人バジル・バンティングの見た『方丈記』—Chomei at Toyamaを中心に)
  • 夏目漱石と文学作品の歴史性

「BOOKデータベース」 より

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