ホモ・エコノミクス : 「利己的人間」の思想史

書誌事項

ホモ・エコノミクス : 「利己的人間」の思想史

重田園江著

(ちくま新書, 1637)

筑摩書房, 2022.3

タイトル別名

ホモエコノミクス : 利己的人間の思想史

タイトル読み

ホモ エコノミクス : リコテキ ニンゲン ノ シソウシ

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注記

参考文献: p303-317

内容説明・目次

内容説明

自分の利益を第一に考えて合理的に行動する主体=「経済人(ホモ・エコノミクス)」—経済学が前提とするこうした人間像はどこで生まれたのか。多くの批判にさらされながらも、それが世界を動かす原動力でありつづけているのはなぜか。「金儲け」が道徳的に蔑まれた古代・中世そして非近代の社会から、近代経済学が確立する「限界革命」の時代をへて、ホモ・エコノミクスが社会の広範な領域に浸透する現代まで。「自己利益の追求」が当たり前の価値として受け容れられるに至ったからくりを、思想史の視座から解き明かす。

目次

  • 第1部 富と徳(金儲けは近代以前にどう受け止められていたか;なぜ人は貧乏人を責めるのか;マンデヴィルとハチスン ほか)
  • 第2部 ホモ・エコノミクスの経済学(ホモ・エコノミクスの語源学;イギリス歴史学派と方法論争;メンガーvsシュモラー ほか)
  • 第3部 ホモ・エコノミクスの席捲(差別・犯罪・人的資本;「緑の革命」—前提としてのホモ・エコノミクス;ゲーム理論と社会的選択理論、そして行動主義革命 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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