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モンテーニュ入門講義

山上浩嗣著

(ちくま学芸文庫, [ヤ-33-1])

筑摩書房, 2022.3

タイトル読み

モンテーニュ ニュウモン コウギ

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注記

シリーズ番号はブックジャケットによる

モンテーニュ入門のための文献案内: p427-438

内容説明・目次

内容説明

宗教戦争のさなか、通念や世間の道徳に懐疑の目を向けつつ、自然に従って生きることの喜びを説いたモンテーニュ。その著『エセー』では、自己の判断力を試し鍛えていくさまが、自由な文体によって描き出される。異文化への関心と共感、戦時における人間の狂気や暴力、性の歓び、ボルドー市長としての政治経験、旅と読書の愉楽など、扱われるテーマは実に幅広く、われわれの心を揺さぶる文章に充ちている。ストア的克己主義と節度ある快楽主義とを往還し、メメント・モリの受容から拒否へと至る過程で、独自な思想が紡がれていく。類まれな開明的人物の核心に迫る出色の講義。文庫オリジナル。

目次

  • 第1章 「今日は何もしなかった」—『エセー』に見るモンテーニュの脱力的生きかた
  • 第2章 『エセー』における死と幸福—「想像」による幸福、メメント・モリ
  • 第3章 モンテーニュのパイデイア—旅と書物による「判断」の形成
  • 第4章 他者へのまなざし—新大陸の原住民
  • 第5章 モンテーニュとラ・ボエシの友愛論
  • 第6章 モンテーニュの政治観—乱世における法と秩序
  • 第7章 身体の経験—老、病、性

「BOOKデータベース」 より

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