書誌事項

文天祥

梅原郁著

(ちくま学芸文庫, [ウ34-1])

筑摩書房, 2022.5

タイトル別名

中国人物叢書

タイトル読み

ブン テンショウ

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注記

『中国人物叢書』第7巻(人物往来社 1966年刊)の文庫化

シリーズ番号はブックジャケットによる

内容説明・目次

内容説明

南宋末、フビライ率いるモンゴル軍が南下し、王朝は危殆に瀕していた。政治の中枢は腐敗と混乱のなかにあったが、ひとりの秀才が敢然と挙兵し、防禦にあたる。文天祥その人である。だが大勢に利はなく、あえなく囚われの身となり、その間に宋は三百年の歴史に幕を下ろすこととなる。天祥は、フビライから宰相就任要請があるもこれを固辞。五言古詩「正気の歌」を遺してついに刑場に果てる—。反時代的なまでに儒教道徳に忠実で、純なる人間性を貫いた生涯。それは、人間のひとつの極限をわれわれに突きつける。宋代史研究の泰斗が厚い考証を基に天祥の実像を描いた名著。

目次

  • 1 栄光
  • 2 風雲
  • 3 攻防
  • 4 落日
  • 5 気概
  • 6 激流
  • 7 亡国
  • 8 朔風

「BOOKデータベース」 より

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