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タイムバインド : 不機嫌な家庭、居心地がよい職場

A.R.ホックシールド著 ; 坂口緑, 中野聡子, 両角道代訳

(ちくま学芸文庫, [ホ24-1])

筑摩書房, 2022.6

タイトル別名

The time bind : when work becomes home and home becomes work

タイム・バインド : 時間の板挟み状態 : 働く母親のワークライフバランス : 仕事・家庭・子どもをめぐる真実

タイムバインド : 不機嫌な家庭居心地がよい職場

タイムバインド : 時間の板挟み状態 : 働く母親のワークライフバランス : 仕事家庭子どもをめぐる真実

タイトル読み

タイム バインド : フキゲンナ カテイ、イゴコチ ガ ヨイ ショクバ

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注記

明石書店 2012年刊の改題、文庫化

シリーズ番号はブックジャケットによる

参考文献: p489-515

内容説明・目次

内容説明

「会社のファミリーフレンドリー制度が充実していても利用しない人がいるのはなぜか」。ホックシールドが調査したある企業ではこうした重要な謎に直面していた。その謎を解明すべく、工場労働者から会社役員まで男女問わず様々な人にインタビューをしていき、分かったのは「職場にいる時間を減らしたくない、家にいたくない」という社員の存在であった。日本でも問題とされるワークライフバランスはただの時間の配分の問題ではなく、仕事と家庭の根源的な構造に起因するものであることが見えてくる。私たちにこのパズルを解く手段はあるのか?社会学の名著が問いかける。

目次

  • 第1部 時間について—家族の時間がもっとあれば(「バイバイ」用の窓;管理される価値観と長い日々;理想だけの子育て支援;家族の価値と逆転した世界)
  • 第2部 役員室から工場まで—犠牲にされる子どもとの時間(職場にささげること;母親という管理職;「私の友達はみんなワーカホリック」—短時間勤務のプロであること;「まだ結婚しています」—安全弁としての仕事;「見逃したドラマを全部見ていた」—時間文化の男性パイオニアたち;もし、ボスがノーと言ったら?;「大きくなったら良きシングルマザーになってほしい」)
  • 第3部 示唆と代替案—新たな暮らしをイメージすること(第三のシフト;タイムバインドを回避する;時間をつくる)

「BOOKデータベース」 より

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