ポストモダニティの条件
著者
書誌事項
ポストモダニティの条件
(ちくま学芸文庫, [ハ50-1])
筑摩書房, 2022.6
- タイトル別名
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The condition of postmodernity : an enquiry into the origins of cultural change
- タイトル読み
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ポスト モダニティ ノ ジョウケン
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注記
青木書店 1999年刊を改訳し、文庫化
シリーズ番号はブックジャケットによる
事項索引: p625-629
人名索引: p630-634
参考文献: p604-624
内容説明・目次
内容説明
現代とはいかなる時代か。近代と現代とを隔てるものとは何か。1970年代以降、思想、建築、芸術などの各分野で「ポストモダン」なる語が氾濫していくなかで、著者はその核心を資本の回転の加速による時間と空間の圧縮に見いだす。フォーディズムからポストフォーディズムへの転換も、グローバル化とそれが引き起こす不均衡な発展も、「ポストモダニズム」も、すべての根底にあるのはこの原理にほかならない。モダン/ポストモダンにまつわる諸神話を解体し、その淵源に肉薄する、経済地理学者デヴィッド・ハーヴェイの主著にして都市論の不朽の名著。旧訳を全面的に見直し、改訂を施した決定版。
目次
- 第1部 現代の文化におけるモダニティからポストモダニティへの移行(序論;モダニティとモダニズム;ポストモダニズム;都市のポストモダニズム—建築とアーバン・デザイン;近代化;「ポスト」モダニズムか、ポスト「モダニズム」か)
- 第2部 二〇世紀後期の資本主義の政治的・経済的変容(序論;フォーディズム;フォーディズムからフレキシブルな蓄積へ;移行の理論家;フレキシブルな蓄積—確固たる移行か、一時的調整か)
- 第3部 空間と時間の経験(序論;社会生活における個人的空間と時間;社会的権力の源泉としての時間と空間;啓蒙のプロジェクトにおける時間と空間;時間と空間の圧縮と文化的力としてのモダニズムの興隆;時間と空間の圧縮とポストモダンの条件;ポストモダンの映画における時間と空間)
- 第4部 ポストモダニティの条件(歴史的条件としてのポストモダニティ;魔法を用いた経済学;鏡の鏡としてのポストモダニズム;フォーディズム的モダニズム対フレキシブルなポストモダニズム;変容的かつ投機的な資本の論理;電子的複製時代とイメージ貯蔵庫の時代における芸術作品;時間と空間の圧縮への反応;史的唯物論の危機;ひび割れた鏡、周縁での融合)
「BOOKデータベース」 より