聖職と労働のあいだ : 「教員の働き方改革」への法理論
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聖職と労働のあいだ : 「教員の働き方改革」への法理論
岩波書店, 2022.6
- タイトル別名
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聖職と労働のあいだ : 教員の働き方改革への法理論
- タイトル読み
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セイショク ト ロウドウ ノ アイダ : 「キョウイン ノ ハタラキカタ カイカク」エノ ホウリロン
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注記
著者「高橋」の「高」は「梯子高 (はしごだか) 」の置き換え
内容説明・目次
内容説明
教師たちは、制度的・構造的に厳しい状況に追い込まれ、教育者、労働者としての主体性を奪われている。いまや「子どもと向き合い、その成長に関わり続ける」という教師の本分をまっとうすることが難しくなっている。なぜ、教師という職業は、これほどまでに「つらい仕事」となってしまったのか?その歴史的、法制度的背景を明らかにするとともに、多くの問題が指摘される「給特法」を徹底的に解剖し、その出口を探る。
目次
- 「働き方改革」vs.「教育の充実」の罠—なぜ問題なのか、なにを問題にしなければならないのか?
- 第1部 給特法の制定までとその後—なぜ、つらい職業となってしまったのか?(教員給与の法制史—「あるべき給与体系」をめぐる相克;教員給与の新自由主義改革—二〇〇〇年代以降の制度改変)
- 第2部 給特法の解剖—本当は何が問題なのか?(給特法の構造と矛盾—ゆがめられた教職の「特殊性」;二〇一九年改正給特法の問題—迷走する「学校における働き方改革」;改正給特法における「労働時間」概念の問題—労基法を潜脱する「在校等時間」論批判)
- 第3部 給特法問題の出口を求めて—司法による是正と新たな制度モデルへの展望(司法による教育政策是正の可能性—給特法をめぐる従来型裁判の類型と争点;埼玉教員超勤訴訟第一審判決の意義と課題—「画期的」な理由と乗り越えるべき壁;学校における働き方改革のオルタナティブ—アメリカにみる教員に固有な勤務時間管理モデルの可能性)
- 教員の働き方改革のあるべき方向
「BOOKデータベース」 より