書誌事項

インド大反乱一八五七年

長崎暢子著

(ちくま学芸文庫, [ナ32-1])

筑摩書房, 2022.7

タイトル別名

インド大反乱一八五七年

タイトル読み

インド ダイハンラン 1857ネン

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注記

中公新書 1981年刊の文庫化

主な参考文献: p284-286

シリーズ番号はブックジャケットによる

内容説明・目次

内容説明

東インド会社の傭兵シパーヒーの蜂起に端を発し、インド亜大陸全体へと飛び火した大反乱。ムガル帝国皇帝を擁立した反乱軍はデリーに政権を樹立して闘争を繰り広げるが、内紛と分裂を経て、やがて大英帝国による直接統治という結末を迎える。この反乱を支えたのは、いったい何であったのか。農村社会の変容、ヒンドゥー教・イスラム教ほかの宗教、カースト制度など、本書は複雑なインド社会の根幹部分を丹念にすくいあげて分析しながら、そこに携わった多様な人々のリアルな姿も活写。20世紀の独立へと持ち越された、インド民族運動の真実の姿を描きだす。

目次

  • 反乱の予兆(エンフィールド銃;バーラクプル、一八五七年三月)
  • 1 反乱の社会的背景(ムガル帝国;ムガル帝国の農村支配 ほか)
  • 2 反乱政府―デリー、五月〜九月(ムガル皇帝の登場;デリー攻撃 ほか)
  • 3 反乱と農村社会(農民の蜂起;農民反乱の担い手 ほか)
  • 4 各地の反乱(マラーター同盟の後裔;ナーナー・サーヒブ、カーンプルへ ほか)
  • 結び

「BOOKデータベース」 より

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