超訳芭蕉百句
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超訳芭蕉百句
(ちくま新書, 1681)
筑摩書房, 2022.9
- Other Title
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芭蕉百句 : 超訳
- Title Transcription
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チョウヤク バショウ ヒャック
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University of Tsukuba Library, Library on Library and Information Science
081-C44-168110022012174
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Description and Table of Contents
Description
いまや日本の誰もが知っていて、神格化すらされている俳聖松尾芭蕉。だが、その実像を我々は本当に知っているのだろうか。『悪党芭蕉』『芭蕉という修羅』などの一連の芭蕉評論で、これまでに知られてこなかった芭蕉の姿を描き出した著者が、代表句百句を選りすぐり、タブーとされてきた衆道の側面や隠密としての行動を明らかにしつつ、虚実が分かちがたく絡み合う芭蕉の俳句ならではの魅力を探る。著者一流の独特な視点と軽妙な文体による「超訳」によって松尾芭蕉の実像に迫る。
Table of Contents
- 第1章 伊賀の少年は江戸をめざす—春やこし年や行けん小晦日(宗房)
- 第2章 深川へ隠棲した本当の理由—夜ル竊ニ虫は月下の栗を穿ッ(桃青)
- 第3章 古池とは何か—古池や蛙飛こむ水の音(芭蕉)
- 第4章 『笈の小文』は禁断の旅である—冬の日や馬上に氷る影法師(芭蕉)
- 第5章 『ほそ道』紀行を決意する—蛙のからに身を入るる声(芭蕉)
- 第6章 「あやめふく日」仙台に入る—あやめ草足に結ん草鞋の緒(芭蕉)
- 第7章 幻視する内面の宇宙—荒海や佐渡によこたふ天河(芭蕉)
- 第8章 こころざしは高くやさしい言葉で—初しぐれ猿も小蓑をほしげ也(芭蕉)
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