傷を愛せるか
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書誌事項
傷を愛せるか
(ちくま文庫, [み-37-1])
筑摩書房, 2022.9
増補新版
- タイトル読み
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キズ オ アイセルカ
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注記
大月書店2010年刊の増補改訂, 文庫化
シリーズ番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
たとえ癒しがたい哀しみを抱えていても、傷がそこにあることを認め、受け入れ、傷の周りをそっとなぞること。過去の傷から逃れられないとしても、好奇の目からは隠し、それでも恥じずに、傷とともにその後を生きつづけること—。バリ島の寺院で、ブエノスアイレスの郊外で、冬の金沢で。旅のなかで思索をめぐらせた、トラウマ研究の第一人者による深く沁みとおるエッセイ。
目次
- 1 内なる海、内なる空(なにもできなくても;○(エン)=縁なるもの ほか)
- 2 クロスする感性—米国滞在記+α 二〇〇七‐二〇〇八(開くこと、閉じること;競争と幸せ ほか)
- 3 記憶の淵から(父と蛇;母が人質になったこと ほか)
- 4 傷のある風景(傷を愛せるか)
「BOOKデータベース」 より