ガリレオの中指 : 科学的研究とポリティクスが衝突するとき

書誌事項

ガリレオの中指 : 科学的研究とポリティクスが衝突するとき

アリス・ドレガー [著] ; 鈴木光太郎訳

みすず書房, 2022.9

タイトル別名

Galileo's middle finger : heretics, activists, and one scholar's search for justice

タイトル読み

ガリレオ ノ ナカユビ : カガクテキ ケンキュウ ト ポリティクス ガ ショウトツ スル トキ

大学図書館所蔵 件 / 99

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

内容説明

著者は科学史・医学史を専門とする歴史学者であり、インターセックスの権利の確立を求める活動家でもある。ドレガーは、アメリカにおける学術研究や医療を取り巻く事実と証拠の軽視、ひいては学問の自由の危機に警鐘を鳴らす。インターセックスへの医療的介入、トランスジェンダーや性行動に関する科学的研究、人間の本性に関する人類学的考察といったテーマは、アイデンティティやイデオロギーの観点から物議をかもしやすい。論争の果てに、悪とみなされた研究者たちは、地位を追われることさえある。事実にもとづかない告発に脅かされる研究者や、科学的証拠にもとづかない医療の不利益を被る患者のために、なにが守られるべきなのか。真実を希求した一人の研究者による、渾身のルポルタージュ。日本語版刊行に寄せた著者による序文も収録。

目次

  • 序章 私のお守り
  • 第1章 奇妙な見かけ
  • 第2章 ウサギの穴に迷い込む
  • 第3章 複雑に絡み合う糸
  • 第4章 「ショー・ミー」の州にて
  • 第5章 学会内部の腐敗
  • 第6章 闇の奥へ
  • 第7章 危険なビジネス
  • 第8章 保護なき被験者
  • 第9章 歴史は繰り返される?
  • 終章 真実、正義、そしてアメリカ流
  • エピローグ ポストカード

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ