運動しても痩せないのはなぜか : 代謝の最新科学が示す「それでも運動すべき理由」

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運動しても痩せないのはなぜか : 代謝の最新科学が示す「それでも運動すべき理由」

ハーマン・ポンツァー著 ; 小巻靖子訳

草思社, 2022.10

タイトル別名

Burn : new research blows the lid off how we really burn calories, lose weight, and stay healthy

運動しても痩せないのはなぜか : 代謝の最新科学が示すそれでも運動すべき理由

タイトル読み

ウンドウ シテモ ヤセナイ ノワ ナゼ カ : タイシャ ノ サイシン カガク ガ シメス「ソレデモ ウンドウ スベキ リユウ」

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注記

原著 (Avery, 2021) の全訳

内容説明・目次

内容説明

カロリー消費を正確に測る新しい技術のおかげで、近年、代謝科学の常識が覆った。「1日の総消費カロリーは運動しても増えない」ということが明らかになったのだ。つまり、運動したところで、それだけで痩せることはない—。しかし、だからといって、運動なんか意味がないということには決してならない。逆に、運動しても1日の総消費カロリーが増えないからこそ、運動は必ずしなければならないものだということがわかるのだ。運動しなくても、1日の消費カロリーは減らないのだから、余ったカロリーは別のことに使われているはずだ。これが体に良くないことを引き起こす。余ったカロリーの使い道として、もっとも身体に悪いと思われるのが「炎症」である。本来であれば必要のないところで、余ったカロリーは炎症を起こす。これがアレルギーや関節炎、動脈疾患のほか、さまざまな「現代病」の原因と考えられるのだ—。先進国の都会人から、サバンナに暮らす狩猟採集民、さらにはチンパンジーやオランウータンなどの類人猿まで、数多くの対象カロリー消費を測定してきた進化人類学者が、ダイエット論争と人類進化というまったく違う領域の謎に、常識を覆す答えを提示する。

目次

  • 第1章 ヒトと類人猿の代謝の定説が覆った
  • 第2章 代謝とはいったい何か
  • 第3章 カロリー消費量研究に起きた革命
  • 第4章 親切で、適応性に富み、太ったサル
  • 第5章 運動しても痩せないのはなぜか
  • 第6章 ダイエット論争にデータを突きつける
  • 第7章 ヒトの体は運動を必要としている
  • 第8章 ヒトの持久力の限界はどこにあるか
  • 第9章 エネルギー消費とヒトの過去・現在・未来

「BOOKデータベース」 より

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