アングロサクソンがなぜ覇権を握ったか
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アングロサクソンがなぜ覇権を握ったか
(我々はどこから来て、今どこにいるのか? / エマニュエル・トッド著 ; 堀茂樹訳, 上)
文藝春秋, 2022.10
- タイトル別名
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Où en sommes-nous ? : une esquisse de l'histoire humaine
- タイトル読み
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アングロサクソン ガ ナゼ ハケン オ ニギッタカ
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内容説明・目次
内容説明
ホモ・サピエンス誕生からトランプ登場までの全人類史を「家族」という視点から書き換える革命の書!人類は、「産業革命」よりも「新石器革命」に匹敵する「人類学的な革命」の時代を生きている。「通常の人類学」は、「途上国」を対象とするが、「トッド人類学」は「先進国」を対象としている。世界史の趨勢を決定づけているのは、米国、欧州、日本という「トリアード(三極)」であり、「現在の世界的危機」と「我々の生きづらさ」の正体は、政治学、経済学ではなく、人類学によってこそ捉えられるからだ。上巻では、これまで「最も新しい」と思われてきた「核家族」が、実は「最も原始的」であり、そうした「原始的な核家族」こと「近代国家」との親和性をもつことが明らかにされ、そこから「アングロサクソンがなぜ世界の覇権を握ったか」という世界史最大の謎が解き明かされる。
目次
- 序章 家族構造の差異化と歴史の反転
- 第1章 家族システムの差異化—ユーラシア
- 第2章 家族システムの差異化—先住民たちのアメリカとアフリカ
- 第3章 ホモ・サピエンス
- 第4章 ユダヤ教と初期キリスト教—家族と識字化
- 第5章 ドイツ、プロテスタンティズム、世界の識字化
- 第6章 ヨーロッパにおけるメンタリティの大変容
- 第7章 教育の離陸と経済成長
- 第8章 世俗化と移行期の危機
- 第9章 イギリスというグローバリゼーションの母体
- 第10章 ホモ・アメリカヌス
「BOOKデータベース」 より