フェイク・スペクトラム : 文学における〈嘘〉の諸相 Fake spectrum
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フェイク・スペクトラム : 文学における〈嘘〉の諸相 = Fake spectrum
勉誠出版 (発売), 2022.12
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フェイクスペクトラム : 文学における嘘の諸相
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フェイク スペクトラム : ブンガク ニオケル ウソ ノ ショソウ = Fake spectrum
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制作: 勉誠社
文献あり
Description and Table of Contents
Description
嘘、偽り、騙し、騙り…否定的な響きをもつこれらの言葉・現象を、私たちは真摯に考えてきたことがあっただろうか?「嘘も方便」という表現からも捉えられるように、社会におけるこれらの行為は多義的な面を持ち合わせている。そして、言葉のいとなみが広がる文学の世界には、「フェイクする存在」としての人間が活写されている。中世から現代にいたる、洋の東西を越えた11の事例を考察することにより、「フェイク」という問題の多面性と本質を浮かび上がらせる画期的な書!
Table of Contents
- 「フェイク」とは何か、「フェイク」をどう論じるか?
- 第1部 現代とは異なるフェイク(信憑性の戦略—『ジョン・マンデヴィルの書』をめぐって;書簡は語/騙る—初期近代イギリスのジャーナリズムとフィクションの誕生;近代的作者の誕生—セルバンテスと『贋作ドン・キホーテ』 ほか)
- 第2部 編集にまつわるフェイク(正典・外典・偽典—「聖書」をめぐって;虚像としての編集—「大島本源氏物語」をめぐって;「体系哲学者」という虚像のあとで—ヘーゲル講義録をめぐって ほか)
- 第3部 現代に生きるフェイク(フェイクな恋のフェイクな手紙—フランツ・カフカの『判決』と『変身』をめぐって;共有される疑似現実を生きるということ—トマス・ピンチョン『競売ナンバー49の叫び』をめぐって;捏造されたホロコースト回想録—ビンヤミン・ヴィルコミルスキーの『断片』をめぐって ほか)
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