教養としての日本の城 : どのように進化し、消えていったか
著者
書誌事項
教養としての日本の城 : どのように進化し、消えていったか
(平凡社新書, 1023)
平凡社, 2023.2
- タイトル別名
-
教養としての日本の城 : どのように進化し消えていったか
- タイトル読み
-
キョウヨウ トシテノ ニホン ノ シロ : ドノヨウニ シンカ シ キエテ イッタカ
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注記
主要参考文献: p247-253
内容説明・目次
内容説明
高くそびえる天守、水をたたえた堀、堅固な石垣…。戦国末期に生まれた築城技術は、西洋の影響も受け江戸時代初期までめざましく進歩しつづけた。しかし一国一城令や鎖国により、状況は一変する。城郭様式は国内で独自の発展を遂げるようになるが、それは城という文化の衰退の始まりでもあった。安土城から五稜郭まで300年間を12の視点で見る。
目次
- 安土城—奇想天外な高層建築が突如誕生した理由
- 大坂城—秀吉の城を埋めて破格のスケールに 不思議な復興天守の理解のしかた
- 小田原城—北条時代はヨーロッパ流城塞都市 江戸時代は災害のデパート
- 熊本城—日本一美しく壮大な石垣には世界からの影響が
- 姫路城—世界が認めた屈指の名城がこれほど美しい隠された理由
- 二条城—天皇に徳川の権勢を示す城にこれだけ見つかる西洋の痕跡
- 彦根城—古城から建物を寄せ集める 欧米では不可能な日本の早業
- 名古屋城—復元された本丸御殿の金碧障壁画に見えるもの
- 江戸城—焼けても同じプランで建てつづけた日本の特殊事情
- 島原城と原城—世界に開かれた窓を閉ざす契機となった島原の乱の舞台
- 丸亀城、宇和島城、高知城、松山城—鎖国下に建てられた進化が止まった天守たち
- 松前城と五稜郭—幕末に設計された最新の城が役に立たなかった理由
「BOOKデータベース」 より