殉教の日本 : 近世ヨーロッパにおける宣教のレトリック
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書誌事項
殉教の日本 : 近世ヨーロッパにおける宣教のレトリック
名古屋大学出版会, 2023.2
- タイトル別名
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Japan as the land of martyrs : the impact of the Japanese mission in early modern Europe
Des Indes lointaines aux scènes des collèges : les reflets des martyrs de la mission japonaise en Europe (XVIe-XVIIIe siècle)
- タイトル読み
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ジュンキョウ ノ ニホン : キンセイ ヨーロッパ ニオケル センキョウ ノ レトリック
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注記
参考文献: 巻末p15-70
2015年提出のフランス語博士論文をもとに大幅に改稿を加えて出版されたフランス語原著を日本語読者に向けてさらに改稿したもの
内容説明・目次
内容説明
なぜ“暴虐と聖性の国”となったのか。キリスト教文化にとって日本は殉教の聖地だった。グローバルな宣教のなかで、驚くべきイメージはどのように成立・普及したのか。長崎二十六殉教者の列福やその聖遺物の行方、さらには多様な殉教伝・磔図像・残酷劇などを跡づけ、東西をつなぐ新たな「双方向の歴史」を実践する。
目次
- 序章
- 第1章 複数の位相を持つ「殉教」—概念の歴史化(古代教会における「殉教」概念の発生 殉教思想の日本への流入 ほか)
- 第2章 日本の殉教者の初めての聖性公認—長崎二十六殉教者の列福過程(「聖人」を生む制度—「列聖」と「列福」;列福開始以前のフランシスコ会とイエズス会の対立 ほか)
- 第3章 聖遺物—殉教者の旅する聖性(日本で希求された聖遺物;信者の命がけの回収と聖遺物の意識的な破壊 ほか)
- 第4章 日本の殉教者のイメージ形成—十字架から炎へ(列福以前の殉教者の図像化—フランシスコ会における磔刑と聖痕;フランシスコ会のプロセッション ほか)
- 第5章 舞台の上の日本—殉教を見るということ(日本の殉教の演劇化の嚆失;托鉢修道会と殉教演劇 ほか)
- 終章
「BOOKデータベース」 より