犠牲の森で : 大江健三郎の死生観

書誌事項

犠牲の森で : 大江健三郎の死生観

菊間晴子著

東京大学出版会, 2023.3

タイトル別名

In the forest of sacrifice : Ōe Kenzaburō's view of life and death

タイトル読み

ギセイ ノ モリ デ : オオエ ケンザブロウ ノ シセイカン

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注記

その他の欧文タイトル「In the forest of sacrifice : Ōe Kenzaburō's view of life and death」は標題紙裏による

博士学位論文「犠牲の森で : 大江健三郎作品における死生観」 (東京大学, 2020年度提出) に加筆修正を施したもの

書誌: p469-484

内容説明・目次

内容説明

第12回東京大学南原繁記念出版賞受賞作。殺された獣たちの亡霊、超越的存在としての樹木―大江の作品世界に満ちる独特なイメージ群を紐解き、「死生観」という切り口から、作家の全体像に迫る。

目次

  • 序論 「死生観」から大江を読む
  • 第1章 「壊す人」の多面性―『同時代ゲーム』(『同時代ゲーム』の背景;「犬ほどの大きさのもの」;「暗い巨人」への帰依;「森」という神秘のトポス)
  • 第2部 犠牲獣の亡霊(皮を剥がれた獣たち;「御霊」を生むまなざし;隠された「生首」;「後期の仕事(レイト・ワーク)」における亡霊との対話)
  • 第3部 「総体」をめぐる想像力(自己犠牲と救済;救済を担う大樹;聖なる窪地と亡霊たち;「神」なき「祈り」の場)
  • 結論 「犠牲の森」の変容

「BOOKデータベース」 より

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