ロシア・アヴァンギャルド : 未完の芸術革命
著者
書誌事項
ロシア・アヴァンギャルド : 未完の芸術革命
(ちくま学芸文庫, [ミ29-1])
筑摩書房, 2023.6
- タイトル別名
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ロシアアヴァンギャルド : 未完の芸術革命
- タイトル読み
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ロシア・アヴァンギャルド : ミカン ノ ゲイジュツ カクメイ
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注記
1985年12月20日PARCO出版局より刊行された。文庫化にあたっては、注・年譜などのレイアウトに変更を施した。また、時代状況を鑑み、地名・差別的表現はそのままにしてある
ロシア・アヴァンギャルド年譜1893-1940: p362-397
参考文献: p400-406
索引あり
シリーズ番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
既存の価値観に対する攻撃とともに、ロシアでは20世紀初頭に産み落とされた前衛芸術。1917年の社会主義革命に先行したその活動は、芸術革命に呼応するものとして政治革命に同調し、昂揚する民衆のエネルギーに支えられて、芸術運動を展開してゆく。これがロシア・アヴァンギャルドと呼ばれる運動である。しかしそれはやがて、スターリン体制から「形式主義」として批判され、芸術の論理によらず粛清され抹殺されてゆく。マヤコフスキー、マレーヴィチ、メイエルホリドなど、激しい時代を生きた芸術家たちの活動に光をあて、その再評価の嚆矢となった20世紀美術史の名著。
目次
- 1 “革命”まで―ロシア未来主義とフォルマリズムの成立(ロシア未来主義の出発;立体未来派グループの登場;「絵画そのもの」の探求へ;詩的言語と絵画の冒険;“モスクワ言語学サークル”と“オポヤズ”;方法としての芸術)
- 2 十月革命と芸術(ロシアの赤い宴)
- 3 “革命”以後―レフは何を目指したか(「レフ」のプログラム;「生産主義者」の理論;十月革命後の“オポヤズ”;“レフ”の実践)
- 4 “革命”と“芸術”の死―メイエルホリドと演劇の十月(演劇の十月;ビオメハニカ;メイエルホリド劇場の命運)
- 5 結び(未完の芸術革命)
「BOOKデータベース」 より