東アジアの後宮
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書誌事項
東アジアの後宮
(アジア遊学, 283)
勉誠社, 2023.6
- タイトル別名
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後宮 : 東アジアの
- タイトル読み
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ヒガシアジア ノ コウキュウ
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注記
そのほかの編者: 稲田奈津子, 榊佳子, 保科季子
参考文献あり
内容説明・目次
内容説明
皇帝・国君の妻妾が住まい、再生産が行われる場である「後宮」。ドラマや漫画、ゲームなどにもたびたび取り上げられ、今なお人々の関心を集めるが、その実態は、国・時代によって変化し、多様性に富んでいた。「後宮制度」の規範となり、儒教に基づく礼制に即しつつも、理念と現実の間で揺れ動き、また民族や時代によって変化し続けた中国。中国礼制を積極的に受容しつつも独自性を色濃く残した朝鮮。天皇だけでなく武家政権にも“後宮”が設けられるなど、独自路線をひた走った日本。日中韓のみで語られがちな「東アジア」という枠組みを相対化するインパクトを有する大越・琉球。中国、朝鮮、日本やその他の各地域において、後宮のあり方、後宮を構成する人々(妃嬪、女官、宦官など)の制度、儀礼、文化、日常の実態などを幅広く考察し、東アジアの後宮における共通性と多様性に迫る。
目次
- 1 「典型的後宮」は存在するのか―中国の後宮(漢代の後宮―二つの嬰児殺し事件を手がかりに;六朝期の皇太妃―皇帝庶母の礼遇のひとこま ほか)
- 2 継受と独自性のはざまで―朝鮮の後宮(百済武王代の善花公主と沙宅王后;新羅の后妃制と女官制 ほか)
- 3 逸脱と多様性―日本の後宮(皇后の葬地―合葬事例の日中比較を中心に;日本・朝鮮の金石文資料にみる古代の後宮女性 ほか)
- 4 広がる後宮―大越・琉球(中世大越(ベトナム)の王権と女性たち;古琉球の神女と王権)
「BOOKデータベース」 より