1348年 : 気候不順と生存危機
著者
書誌事項
1348年 : 気候不順と生存危機
(歴史の転換期 / 木村靖二, 岸本美緒, 小松久男監修, 5)
山川出版社, 2023.7
- タイトル別名
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1348年気候不順と生存危機
- タイトル読み
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1348ネン : キコウ フジュン ト セイゾン キキ
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注記
参考文献: 巻末
内容説明・目次
内容説明
複合する災害のなか人々はどう生きたか。「いま」だからこそ共感できる歴史の転換点。1348年その時日本は―鎌倉幕府が滅んで室町幕府が成立しますが、まもなく南北朝の動乱期を迎えました。14世紀半ばの日本の気候も寒冷期にあり農業生産力は低下しましたが、商業流通の活発化によって大きな飢饉は抑制されていました。
目次
- 総論 気候不順と生存危機
- 1章 中東社会とペスト禍・自然災害(ペストの大流行と社会;自然災害;農村と都市の社会的危機;死の日常化とイスラーム信仰の変容)
- 2章 十四世紀ヨーロッパのペスト(ヨーロッパにおける一三四八年;天変地異と社会不安;学識層におけるペスト原因論;ペストへの対処と医療実践)
- 3章 モンゴル帝国の覇権と解体過程、そのインパクト(モンゴル帝国のユーラシア統合とその支配構造;モンゴル政権の解体とその影響;十四世紀の長期変動とモンゴル覇権のインパクト)
- 4章 元明交替の底流(崩壊の兆し;開発と挫折;冬の到来;とだえぬ流れ)
- 補論 東南アジアの十四世紀と気候不順(カンボジア、アンコール朝の解体と気候不順;十四世紀の大変動;気候変動は東南アジアに何をもたらしたのか)
「BOOKデータベース」 より