インフルエンザウイルスを発見した日本人
著者
書誌事項
インフルエンザウイルスを発見した日本人
(岩波科学ライブラリー, 321)
岩波書店, 2023.8
- タイトル別名
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インフルエンザウイルスを発見した日本人
- タイトル読み
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インフルエンザ ウイルス オ ハッケン シタ ニホンジン
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注記
文献: 巻末p1-6
内容説明・目次
内容説明
長らくインフルエンザウイルスの発見者は1930年代の英国グループとされてきた。だが、1918年に発生したスペイン風邪(インフルエンザの世界的流行)に際し、その病原体がウイルスであることを示していた日本人がいた。埋もれていた論文の著者山内保は、細菌よりも小さく「見えない」病原体に、どのようにして迫りえたのか。黄金期のパスツール研究所に連なる病原体の狩人たちの事績と人生をたどり、医学探究のドラマを描きだす。
目次
- 序章 インフルエンザウイルスの発見者T・ヤマノウチとは誰か
- 1 インフルエンザ菌からインフルエンザウイルスへ―インフルエンザの原因探究の歴史
- 2 天才の直感と濾過性ウイルスの概念の確立
- 3 パスツール研究所の黄金期を支えたメチニコフ―波乱の人生を歩んだ異才
- 4 パスツール研究所で山内が行った先端研究
- 5 メチニコフのロシア調査団と野口英世のパスツール研究所訪問―山内の貴重な体験
- 6 山内保の生い立ちとその後
「BOOKデータベース」 より