遠藤周作とキリシタン : 「母なるもの」の探究

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遠藤周作とキリシタン : 「母なるもの」の探究

下野孝文著

九州大学出版会, 2023.11

Other Title

遠藤周作とキリシタン : 母なるものの探究

Title Transcription

エンドウ シュウサク ト キリシタン : ハハ ナル モノ ノ タンキュウ

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Note

主要参考文献: p387-391

初出一覧: p395-396

Contents of Works

  • 「最後の殉教者」論
  • 明治政府と〈浦上四番崩れ〉
  • 「札の辻」論
  • 「雲仙」論
  • 『哀歌』から『沈黙』へ
  • 概論、諸資料との関わりから
  • フェレイラ、そして沢野忠庵
  • キャラ、そして岡本三右衛門
  • 長與善郎『切支丹屋敷』との関係を中心に
  • 芥川龍之介「神神の微笑」を視座として
  • 「母なるもの」論
  • 『哀歌』から「母なるもの」へ
  • 『哀歌』論
  • 「キク」の時間、長崎の風物を中心に
  • 〈浦上四番崩れ〉を巡って
  • 津和野配流以後
  • コルベ神父の長崎時代
  • アウシュヴィッツのコルベ神父
  • コルベ神父から修平へ
  • トマス・アクィナス受容の歴史を軸に
  • トマス・アクィナスとアウグスティヌス
  • 補論、拠り所としてのアウグスティヌス

Description and Table of Contents

Description

遠藤文学の創作過程と長崎・キリシタン資料。「最後の殉教者」『沈黙』『女の一生』など、長崎を舞台にした小説の執筆にあたり、作家は資料をいかに読み解き、作品に反映させたのか。遠藤周作研究の新たな可能性を示す。

Table of Contents

  • 第1章 切支丹物のはじまり―長崎、そして“浦上四番崩れ”
  • 第2章 『哀歌』―『沈黙』の前奏曲としての役割
  • 第3章 『沈黙』―資料のなかの登場人物
  • 第4章 「母なるもの」と周辺作品―日本人と“母の宗教”
  • 第5章 『女の一生 一部・キクの場合』―キクの献身、清吉の帰還
  • 第6章 『女の一生 二部・サチ子の場合』―コルベ神父と修平、それぞれの殉難
  • 第7章 “合わない洋服”―トミズム(Thomism)と「日本的感性」

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