未婚と少子化 : この国で子どもを産みにくい理由

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未婚と少子化 : この国で子どもを産みにくい理由

筒井淳也著

(PHP新書, 1382)

PHP研究所, 2023.12

タイトル読み

ミコン ト ショウシカ : コノ クニ デ コドモ オ ウミニクイ リユウ

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内容説明・目次

内容説明

少子化にまつわる誤解をデータ・統計から見抜く!少子化が止まらない日本。理由の一つとして、そもそも「少子化にまつわる誤解」が世に多く流布していると著者は指摘する。たとえば「少子化対策=子育て支援」とだけ考え、手前の「未婚・晩婚問題」が改善されない現状は、誤解が招いた過ちの最たる例だ。本書ではデータ・統計を用いて、これらの誤解を分析・検証。冷静な議論のために必要な知見を提供する一冊。

目次

  • 第1章 少子化の何が問題か(少子化問題を整理する;国の人口と経済の規模;数字を比較することの注意点;的国内の地域的不均衡;出生数も人口も減ることはほぼ確定;どういう社会をつくりたいのか)
  • 第2章 何が出生率の低下をもたらしたのか(戦後の出生率の推移を詳しく見てみる;現在に続く少子化は1970年代から;晩婚化と未婚化;政府の対応のちぐはぐさ;「こどもまんなか」は少子化対策ではない;結婚したくてもできないのか、結婚したくないのか;晩婚化・未婚化の要因)
  • 第3章 少子化問題と自治体(自治体の多様性;人口規模、出生率、人口増加率ごとの特性;雇用と住居費が鍵;自治体の人口動態から見えてくること;自治体の出生率の誤解;自治体間の移住をどう理解するか;移住しなくてよい状態は可能か?)
  • 第4章 グローバルな問題としての少子化(少子化対策の背景はいろいろ;婚外出生と子どもの格差;「婚外出生」をめぐる誤解;少子化と移民の関係;移民による出生の影響)
  • 第5章 少子化に関わる政策と数字の見方(財源論への傾注は避けるべき;政策をバランスよく理解する;少子化対策としての働き方改革;そもそも出生率をどう計算しているのか)

「BOOKデータベース」 より

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