物語としての旧約聖書 : 人類史に何をもたらしたのか
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書誌事項
物語としての旧約聖書 : 人類史に何をもたらしたのか
(NHKブックス, 1283)
NHK出版, 2024.1
- タイトル別名
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物語としての旧約聖書 : 人類史に何をもたらしたのか
- タイトル読み
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モノガタリ トシテノ キュウヤク セイショ : ジンルイシ ニ ナニ オ モタラシタノカ
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注記
2018年のNHK「宗教の時間」通年講座ガイドブック『物語としての旧約聖書』上・下巻をもとに全面的に補筆したもの
古代イスラエル略年表: p346-347
内容説明・目次
内容説明
文明史の結実である『旧約聖書』から人類への警鐘を読み解く。『旧約聖書』は、ユダヤ教の成立の基礎となり、キリスト教誕生の土壌となり、イスラームにも浸透し、そして数多のフィクションの祖型となっている。ヘブライ語による『旧約聖書』には、特に弱小の民であった古代イスラエルの人々の宗教観や、地域の慣習などが色濃く反映されており、遺された字面のみで解釈するには困難を伴う、謎めいた「物語」が展開されている。それらの「謎」について、総合的・学際的見地からの考察を行い、歴史的な役割と、人類の思考の「普遍」を知るための一冊。
目次
- 天地創造―人間と自然の調和を願って
- エデンの園―人間は塵から造られ塵に帰る
- カインの末裔―都市文明への批判的視座
- 大洪水―物語の現代的意味
- アブラハム―おそれとおののきのなかで
- ヤコブとその子ら―目に見えない神の摂理
- 出エジプト―苦境からの解放
- カナン定住―嗣業の地の配分
- ダビテとその後―翻弄される王国
- 預言者の言葉―時代批判と将来への希望
- 預言者群像―その素顔と個性
- 小さき者たちの神―多様性と逆説性
「BOOKデータベース」 より