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日本

末木文美士著

(日本の近代思想を読みなおす / 末木文美士, 中島隆博責任編集, 2)

東京大学出版会, 2024.1

タイトル別名

Nippon

日本

タイトル読み

ニッポン

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注記

参考文献: p393-404

内容説明・目次

内容説明

近代日本の思想家たちは、外から見られたイメージとしての「日本」をいかに自己認識し、そこから自らの思想を展開していったのだろうか。日本観を開明主義・独自主義・普遍主義の三つの類型に分類し、いま、われわれが、「日本」を改めて考えるための拠り所を提供する。

目次

  • 総論 日本という問題系(普遍と特殊の狭間―仏教から見た日本;日本人論の射程;近代の日本観の進展;自尊主義的日本観の源流;本巻のねらい)
  • 1 ステキな日本/ダメな日本(日本賛美と日本批判;川端康成『美しい日本の私』;文部省『国体の本義』;三宅雪嶺『偽悪醜日本人』;丸山眞男『日本の思想』)
  • 2 外から/外へ(グローバルか、ナショナルか;イザベラ・バード『日本奥地紀行』;岡倉覚三「日本の目覚め」;戴李陶『日本論』;ルース・ベネディクト『菊と刀』)
  • 3 天皇愛憎(天皇観の諸相;徳冨蘆花『謀叛論』;杉本五郎『大義』;奥崎謙三『ヤマザキ、天皇を撃て!』)
  • 4 思索と反省(日本を問いなおす;保田與重郎『日本の橋』;西田幾多郎『日本文化の問題』;三枝博音『日本の思想文化』;柳田国男『海上の道』)

「BOOKデータベース」 より

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