中世哲学の射程 : ラテン教父からフィチーノまで
Author(s)
Bibliographic Information
中世哲学の射程 : ラテン教父からフィチーノまで
(平凡社ライブラリー, 962)
平凡社, 2024.3
- Title Transcription
-
チュウセイ テツガク ノ シャテイ : ラテン キョウフ カラ フィチーノ マデ
Access to Electronic Resource 1 items
Available at / 85 libraries
-
No Libraries matched.
- Remove all filters.
Search this Book/Journal
Note
K・リーゼンフーバー『中世哲学の源流』(創文社), 同『中世における理性と霊性』(知泉書館) に収録された論考を中心に編集し, さらに著者の単行本未収録の一篇 (第4章) を加えたもの
K・リーゼンフーバー主要著作一覧: p671-672
Contents of Works
- ラテン教父の思考様式と系譜
- ラテン中世における教父神学の遺産
- 被造物としての自然 : 教父時代および中世における創造論
- 中世における自己認識の展開 : 近代思想の歴史的源泉をめぐって
- ボエティウスの伝統 : プラトン主義とアリストテレス論理学の中世への継承
- 信仰と理性 : カンタベリーのアンセルムスにおける神認識の構造
- サン=ヴィクトルのフーゴーにおける学問体系
- 人格の理性的自己形成 : トマス・アクィナスの倫理学の存在論的・人間論的構造
- 知性論と神秘思想 : 十三・十四世紀スコラ学の問題設定
- 神認識における否定と直視 : クザーヌスにおける神の探求をめぐって
- 否定神学・類比・弁証法 : ディオニュシオス、トマス、クザーヌスにおける言語の限界と超越の言表可能性
- マルシリオ・フィチーノのプラトン主義と教父思想 : キリスト教哲学の一展望
Description and Table of Contents
Description
ギリシア哲学の遺産を継ぎ、キリスト教の息吹を承けて形成された“中世哲学”。一千年に及ぶその豊かな流れを、アウグスティヌス、ディオニュシオス・アレオパギテス、六世紀のボエティウス、十一‐十三世紀スコラ学のアンセルムス、サン=ヴィクトルのフーゴー、トマス・アクィナス、十五世紀のクザーヌス、フィチーノらを中心とする、おびただしい思考の輻輳の中に照らし出す。―理性の自己解明に深化する超越論哲学と、その理性を自己突破に導く否定神学の伝統を両輪とするリーゼンフーバー哲学の基柱、待望のセレクション!
Table of Contents
- 第1部 中世思想の構造(ラテン教父の思考様式と系譜;ラテン中世における教父神学の遺産;被造物としての自然―教父時代および中世における創造論;中世における自己認識の展開―近代思想の歴史的源泉をめぐって)
- 第2部 中世の思想家たち(ボエティウスの伝統―プラトン主義とアリストテレス論理学の中世への継承;信仰と理性―カンタベリーのアンセルムスにおける神認識の構造;サン=ヴィクトルのフーゴーにおける学問体系;人格の理性的自己形成―トマス・アクィナスの倫理学の存在論的・人間論的構造;知性論と神秘思想―十三・十四世紀スコラ学の問題設定 ほか)
by "BOOK database"