中国古典小説史 : 漢初から清末にいたる小説概念の変遷
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中国古典小説史 : 漢初から清末にいたる小説概念の変遷
(ちくま学芸文庫, [オ38-1])
筑摩書房, 2024.4
- タイトル別名
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漢文古典
中国小説史への視点
- タイトル読み
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チュウゴク コテン ショウセツシ : カンショ カラ シンマツ ニ イタル ショウセツ ガイネン ノ ヘンセン
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注記
「漢文古典 2」(放送大学教育振興会 1987年刊) の改訂改題
シリーズ番号はブックジャケットによる
参考文献: p265-290
索引: p292-300
内容説明・目次
内容説明
古代中国において「つまらぬ言説」を意味した“小説”。それが歴史のなかでいかに変貌を遂げていったかを、漢初から清末まで各時代を代表する作品を取り上げながら追っていく。小説の起源における語部と道家との関係、怪異な事件を記録する「志怪」からフィクションとしての性格を持つ「伝奇」が生まれたこと、そこにおいて僧侶が果たした役割、そして明末の長篇伝奇小説が黄色小説へと移行し、それが清初の才子佳人小説を育んでいったこと…。著者独自の視点と15のテーマを通し、中国古典小説の特色を浮かび上がらせる。
目次
- 第1章 小説と物語―史家と方士たち
- 第2章 志怪から伝奇へ―史家と読者における変化
- 第3章 仏教と説教―応験記と遊行僧
- 第4章 二都の夢―新たな「小説」の誕生
- 第5章 神話の没落―虁から五通へ
- 第6章 類書から通俗類書へ―伝奇小説の変遷その一
- 第7章 短篇小説だった水滸伝―長篇小説の育たぬわけ
- 第8章 法家と小説家の間―公案概念の変遷
- 第9章 包龍図の登場―講唱文芸のとりで
- 第10章 幽霊さまざま―伝奇小説の変遷その二
- 第11章 話本から小説へ―輯佚と創作
- 第12章 伝奇から小説へ―礼教と女性の運命
- 第13章 白蛇伝の変遷―民衆のはぐくむもの
- 第14章 金瓶梅から紅楼夢へ―才子佳人小説と佳人の男装
- 第15章 さまざまな小説―清末小説にいたる流れ
「BOOKデータベース」 より