白熱する人間たちの都市 : エーゲ海とギリシアの文明
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白熱する人間たちの都市 : エーゲ海とギリシアの文明
(講談社選書メチエ, 803 . 地中海世界の歴史 / 本村凌二著||チチュウカイ セカイ ノ レキシ ; 3)
講談社, 2024.7
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白熱する人間たちの都市 : エーゲ海とギリシアの文明
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ハクネツ スル ニンゲン タチ ノ トシ : エーゲカイ ト ギリシア ノ ブンメイ
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Note
関係略年表: p[12]-[13]
参考文献: p302-306
Description and Table of Contents
Description
紀元前一二世紀、「海の民」の襲撃でミュケナイ文明が崩壊した。その後に訪れた「暗黒時代」と「前八世紀ルネサンス」は、英雄オデュッセウスに象徴される“新しい人間”を生み出し、アテナイ、スパルタなどのポリスを形成していく。ギリシア人の植民市が地中海沿岸の各地に建設され、自由に目覚めた人々は、理知的な科学と哲学を創出する。先進国ペルシアの圧力に抗して鍛えられる民主政治、絶え間ない戦争と奴隷制。文明の輝きは、深い闇を作る。
Table of Contents
- 第1章 陽光は暗黒を照らす(エーゲ海の宮殿文明;英雄叙事詩が語る「新しい人間」;ポリスの誕生)
- 第2章 拙き理知の彼方に(神々と人間への讃美;軍国主義の覇者・スパルタ;交易の都市、哲学の都市;大国アテナイの僭主と賢人)
- 第3章 熱意と思索の結晶(クレイステネスの民主政;先進国ペルシアとの戦争;下層市民の政治参加と教育論争;ペリクレスの黄金時代;行動する人々の祝祭)
- 第4章 都市の自由と古代社会の深淵(ペロポネソス戦争、二七年の激闘;アテナイの哲人たち;混迷するギリシア世界;「古典期」の女性と社会;奴隷と自由人)
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