人種差別撤廃提案とパリ講和会議

書誌事項

人種差別撤廃提案とパリ講和会議

廣部泉著

(筑摩選書, 0284)

筑摩書房, 2024.7

タイトル読み

ジンシュ サベツ テッパイ テイアン ト パリ コウワ カイギ

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注記

参考文献: p265-271

内容説明・目次

内容説明

一九一九年パリ講和会議、それは日本が初めて大国として世界の桧舞台に立った瞬間だった。日本による人種差別撤廃提案は、人種差別否定という重要な世界史上の意味を持つと同時に、大国日本が国際会議で注目を浴びた最初の案件だった。本書は日本が有色人種のために利他的に人権平等を主張したとことさら持ち上げるのでも、山東権益の取引材料として持ち出しただけと貶めるのでもなく、人種差別撤廃提案の真実の姿を明らかにし、その歴史的意義の正当な評価を試みるものである。

目次

  • 第1章 誰が人種差別撤廃提案を起草したのか
  • 第2章 日本全権、パリで活動開始
  • 第3章 国際連盟規約案修正の試み
  • 第4章 ウィルソンの心変わりと豪首相の抵抗
  • 第5章 連盟規約前文へ挿入の試み
  • 第6章 山東問題と人種差別撤廃提案
  • 第7章 四月二八日の攻防
  • 第8章 余波とその後

「BOOKデータベース」 より

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