徳の起源 : 他人をおもいやる遺伝子
著者
書誌事項
徳の起源 : 他人をおもいやる遺伝子
(ちくま学芸文庫, [リ11-1])
筑摩書房, 2024.8
- タイトル別名
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The origins of virtue
- タイトル読み
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トク ノ キゲン : タニン オ オモイヤル イデンシ
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注記
原タイトル: The origins of virtue
監修: 岸由二
翔泳社2000年刊の文庫化
シリーズ番号はブックジャケットによる
注釈・参考文献: p411-440
内容説明・目次
内容説明
人間が集団のなかで、往々にして自分の利益を犠牲にしてまで協力・助け合いをするのはなぜか?ベストセラー『赤の女王』の著者が、本書において、ドーキンスの「利己的な遺伝子」では説明しきれない問題を、「遺伝子功利主義」をもって解剖していく。ミツバチ・チンパンジー・オオカミなど多くの生物の生態を引きながら、労働・戦争・交易といった社会生活のさまざまな局面をとおし人間にとって「徳」は遺伝子の産物であるとの結論を導き出す。人間という動物の、驚くべき本性と社会的性質の秘密を解く。
目次
- 第1章 遺伝子の社会―反乱について
- 第2章 労働の分担―自給自足は過大評価されている
- 第3章 凶人のジレンマ―コンピュータは協力を学ぶ
- 第4章 タカとハトの違い―よい評判をとれば得をする
- 第5章 義務とごちそう―食べ物に関する人間の寛大さ
- 第6章 公益と個人的贈り物―マンモス一頭を全部食べきることのできる人はいない
- 第7章 道徳感情論―感情はわれわれが合理的愚か者になることをふせぐ
- 第8章 部族をつくる霊長類―競争するために協力しあう動物たち
- 第9章 戦争の原因―協力的な社会にも集団間の偏見という弊害がある
- 第10章 交易による利益―交換によって二足す二は五になる
- 第11章 宗教としての生態学―自然と調和して生きることは思ったよりも難しい
- 第12章 財産の力―政府に足りないもの
- 第13章 信頼―著者は突然大急ぎで政治的教訓を導きだす
「BOOKデータベース」 より