デジタルの皇帝たち : プラットフォームが国家を超えるとき

書誌事項

デジタルの皇帝たち : プラットフォームが国家を超えるとき

ヴィリ・レードンヴィルタ [著] ; 濱浦奈緒子訳

みすず書房, 2024.8

タイトル別名

Cloud empires : how digital platforms are overtaking the state and how we can regain control

デジタルの皇帝たち : プラットフォームが国家を超えるとき

タイトル読み

デジタル ノ コウテイ タチ : プラットフォーム ガ コッカ オ コエル トキ

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内容説明・目次

内容説明

“画面越しで虚空に向かって初めてメッセージを送り、短い小休止のあとに、見ず知らずの人から返事を受けたときは、わくわくした。黒いガラスにただ単色の文字が見えただけだったが…”テクノロジーと自由を誰よりも愛したサイバーリバタリアンのジョン・バーロウ、人々の信頼を裏切る中央当局を排除するため仮想通貨Bitcoinを世に放ったサトシ・ナカモト、完全な市場のはずが「ソ連2.0」へ傾くUberの創設者トラビス・カラニックとギャレット・キャンプ、宇宙にまで手をのばすAmazonの皇帝ジェフ・ベゾス…。これらデジタルプラットフォーム君主たちの野望や、栄光と蹉跌の経済学的メカニズム、そして彼らに抗った人々を、生い立ち・思想・行動の面から、ストーリーとデータで描く。デジタルテクノロジーを駆使する彼らが直面する、中世ヨーロッパやソ連の人々と共通の課題とは?自由のためのプロジェクトが不自由をもたらすのはなぜか、君主への反乱の成否は何が決めるのか、デジタル帝国が強大な力を握ることの問題は何か…。サイバーリバタリアンの理想が生んだ「雲の上の帝国」と、地上の国家の比較から、私たちがコントロールを取り戻す道筋を引きだす希望の書。プラットフォームも、国家も、重要なのは「制度」だ!

目次

  • 第1部 経済的制度(互恵主義―サイバースペースの黄金律;評判から規制へ―巨人の誕生;プライバシーのジレンマ―仮面舞踏会で秩序を維持する;距離の死、境界の復活―サイバースペースの労働市場;中央計画自由市場―ソ連2・0のプログラミング?)
  • 第2部 政治的制度(ネットワーク効果―デジタル革命家からエブリシング皇帝へ;クリプトクラシー―政治を技術に置き換える探究;集合行為1―インターネット労働者は団結する?;集合行為2―デジタル中流階級の興隆)
  • 第3部 社会的制度(デジタルセーフティーネット―プラットフォーム経済の社会保障と教育;結論)

「BOOKデータベース」 より

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