社会保障のどこが問題か : 「勤労の義務」という呪縛
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社会保障のどこが問題か : 「勤労の義務」という呪縛
(ちくま新書, 1821)
筑摩書房, 2024.10
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社会保障のどこが問題か : 勤労の義務という呪縛
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シャカイ ホショウ ノ ドコ ガ モンダイ カ : 「キンロウ ノ ギム」トイウ ジュバク
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Note
JSPS科研費基盤研究C(20K01340)および公益財団法人トヨタ財団2019年度イニシアティブプログラムの助成による研究成果の一部
ブックガイド: p249-256
参考文献: p263-270
Description and Table of Contents
Description
病気やケガをしたとき、出産や育児、そして介護が必要になったときの生活を保障する社会保険。働けなくなったときや老後の生活を支える年金制度。毎月の給料から天引きされているものの、いざというとき自分がどの給付を受けられるのかわかりにくく、申請するのもどこか後ろめたい。日本の社会保障はなぜこんなにも使いづらいのか。複雑に分立した制度の歴史から、この国の根底に渦巻く「働かざる者食うべからず」の精神を問い、誰もが等しく保障される社会のしくみを考える。
Table of Contents
- 第1章 なぜ働き方によって社会保障が違うのか―労働者と自営業者
- 第2章 なぜ働き方で分立しているのか―四つの社会保険
- 第3章 なぜ使いにくいのか―社会保障と情報提供義務
- 第4章 生活保護のうしろめたさ―社会保障と「勤労の義務」
- 第5章 「勤労の義務」の意味―日本国憲法制定時の議論を読む
- 第6章 働くことと社会保障を切り離す
- 終章 新しい社会保障のために
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