家族ゲームの世紀 : 夏目漱石『明暗』を読み直す

書誌事項

家族ゲームの世紀 : 夏目漱石『明暗』を読み直す

飯田祐子著

(いま読む!名著)

現代書館, 2024.12

タイトル別名

家族ゲームの世紀 : 夏目漱石明暗を読み直す

タイトル読み

カゾク ゲーム ノ セイキ : ナツメ ソウセキ メイアン オ ヨミナオス

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注記

表現種別: テキスト (ncrcontent), 機器種別: 機器不用 (ncrmedia), キャリア種別: 冊子 (ncrcarrier)

参考文献: p207-214

読書案内: p215-217

収録内容

  • 家族ゲームの物語としての『明暗』
  • 「家庭」という劇場
  • 言葉とジェンダー構造
  • 男性性と「金」
  • お延と「愛」
  • 七つの三角形
  • 継続のための均衡を探して

内容説明・目次

内容説明

夏目漱石は、評論や講演では、明治という大きな時代変化の中での国家や社会の変化を巨視的に論じることが多かったが、一転して小説では、背景に政治、経済といった公的領域の問題を組み込みつつも、人と人との細やかで複雑な関係を微視的に見つめる細やかな物語を書き続けた。特に、急速に変化していく社会と、それに急かされていく私的領域との軋轢が最も顕著に表れる「家族」には常に注意を注ぎ続け、『それから』『こころ』『道草』などの代表的作品で常に触れてきた。そんな流れの最後の作品が『明暗』である。本書では、今も変質し続けている「家族のありかた」について、漱石の時代を始点として読み解きながら、一〇〇年前の時間と私たちの現在を行き来しつつ考察していくことを試みる。

目次

  • 序章 家族ゲームの物語としての『明暗』
  • 第1章 「家庭」という劇場
  • 第2章 言葉とジェンダー構造
  • 第3章 男性性と「金」
  • 第4章 お延と「愛」
  • 第5章 七つの三角形
  • 終章 継続のための均衡を探して

「BOOKデータベース」 より

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