「孤独・孤立」の歴史社会学

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「孤独・孤立」の歴史社会学

梅田直美著

晃洋書房, 2025.2

Other Title

孤独孤立の歴史社会学

Title Transcription

「コドク・コリツ」ノ レキシ シャカイガク

Available at  / 88 libraries

Note

表現種別: テキスト (ncrcontent), 機器種別: 機器不用 (ncrmedia), キャリア種別: 冊子 (ncrcarrier)

参考文献: 巻末p5-12

Contents of Works

  • 序章
  • 近代化と近隣組織
  • 「団地族」の人間関係
  • 「都会の孤独」とコミュニティ政策の誕生
  • ひとり暮らし高齢者の自殺・孤独死と社会的孤立
  • 子殺しと「母親の孤立」
  • 子どもの逸脱行動と孤独・孤立
  • 高齢者の孤独・孤立問題の多様化
  • 児童虐待と「育児の孤立」問題の普及
  • 若者の自立・就労問題と孤独・孤立
  • 中高年者の孤独・孤立と「単身急増社会」
  • 終章

Description and Table of Contents

Description

人々の言説活動は、いかにして社会を変えてきたか―孤独・孤立をめぐる歴史を紐解き、言説活動を社会変革につなげるためのヒントを探る。かつて、孤独・孤立は個の解放/確立と結びつけられ、必ずしも問題とはみなされていなかった。しかし今、社会システムが綻びていくなかで、孤独・孤立は多数の人々にとって生存を脅かすリスクとなっている。就職氷河期世代の中高年化と急増する貧困で孤立する人々、孤立したケアで追い詰められる人々…。もはや、「個人の選択の帰結」という段階ではない。問題の根と向き合うには、言説活動の力を社会システムの変革に向けなければならない。本書は、そのためのヒントを言説活動の歴史から探る試みである。

Table of Contents

  • 第1部 近代化に伴う個の解放と孤独(近代化と近隣組織―隣組・町内会の廃止と復活をめぐって;「団地族」の人間関係―個人主義・家族中心主義と「近隣関係の希薄化」;「都会の孤独」とコミュニティ政策の誕生―「マイホーム主義」から「コミュニティ主義」へ)
  • 第2部 戦後社会システムの歪みと孤独・孤立問題の形成―逸脱する人々をめぐって(ひとり暮らし高齢者の自殺・孤独死と社会的孤立;子殺しと「母親の孤立」;子どもの逸脱行動と孤独・孤立)
  • 第3部 孤独・孤立問題の普及・多様化と「一億総孤独社会」(高齢者の孤独・孤立問題の多様化;児童虐待と「育児の孤立」問題の普及;若者の自立・就労問題と孤独・孤立;中高年者の孤独・孤立と「単身急増社会」)

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