ウィーン精神 : ハープスブルク帝国の思想と社会 : 1848-1938

書誌事項

ウィーン精神 : ハープスブルク帝国の思想と社会 : 1848-1938

W.M.ジョンストン [著] ; 井上修一 [ほか] 訳

みすず書房, 1986

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タイトル別名

The Austrian mind : an intellectual and social history, 1848-1938

タイトル読み

ウィーン セイシン : ハープスブルク テイコク ノ シソウ ト シャカイ : 1848-1938

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注記

参考文献: 2: 巻末p [23] -42

内容説明・目次

巻冊次

1 ISBN 9784622017684

内容説明

本書は、ウィーンを中心に、1938年オーストリアのナチス・ドイツへの併合によって終焉を迎えるハープスブルク帝国世界を描くものである。現在、想起されることの少ないヨーロッパ最後の大帝国。しかし、そこにはまれに見る豊かな文化が息づいていた。クリムト、マーラー、シェーンベルクらの芸術家をはじめ、フロイト、ブレンターノ、フッサール、ブーバー、ヴィトゲンシュタイン、ルカーチなど、20世紀思想の出発点となった思想家の大半がそこには含まれている。本書は70余名を対象に、なぜウィーン、ハープスブルク帝国から、これほどの画期的な思想が生み出されたのかを探究する。叙述は、政治、経済、法律、歴史、哲学、宗教、文学、音楽、造形芸術、医学、心理学、都市計画等々、ハープスブルク帝国において重要なすべての分野にわたっている。

目次

  • 第1部 ハープスブルク帝国の官僚制—惰性と革新(バロックからビーダーマイアーへ;皇帝とその宮廷;官僚国家としての帝国;官僚としての経済学者;法学者;オーストリア派マルクス主義者)
  • 第2部 ウィーンの耽美主義(逸楽の民とフユトニストたち;音楽家と音楽批評家;造形美術;耽美主義の批判者たち)
  • 第3部 実証主義と印象主義の奇妙な共生(死への想念;科学哲学者たち;言語哲学者たち;対話の哲学;フロイトと医学;フロイトとウィーン;フロイトと門弟たち)
巻冊次

2 ISBN 9784622017691

内容説明

ウィーンには多様な民族が住み、自分たちの民族性をそこに持ち込み統合して〈ウィーン気質〉ともいうべきものを作り上げた。また、すぐれた人物がウィーンに出て活躍し、ウィーンの知的生活を豊かにした。ボヘミア・モラヴィアからはフロイト、フッサール、マーラー、ケルゼン、シュンペーターなど、ハンガリーからはヘルツル、ヘルツカなどである。これらの地域に独自の思想を探ってこそ〈ウィーン精神〉も明確になる。第2巻はとくにボヘミア、ハンガリーに照明を当てる。ボヘミアやハンガリーをも視野に収めてハーブスブルク帝国文化の全体像を描くのは、本書が初の試みである。本書が描き出そうとしているものは、まさにこの文化的複合体としての帝国の統一像に他ならない。それを、副題にもある通り、3月革命の起こった1848年から、オーストリアがナチス・ドイツに併合される1938年までの約1世紀間にわたって概観しようとしたのである。

目次

  • 第4部 ボヘミアの改革派カトリシズム(プラハのマルキオン派;ライプニツの調和の世界;フランツ・ブレンターノと門弟たち;ライプニツ思想の末裔;貴族の平和運動家たち;社会ダーウィニズム—ライプニツの伝統の崩壊)
  • 第5部 ハンガリーの幻想信仰(ハンガリーの社会と知識人;ハンガリーの生んだユートピアンたち;知識社会学—ハンガリー人の常識から生まれた学問;精神分析学者と映画評論家)
  • 第6部 現代を予言した人々(陽気な黙示録)

「BOOKデータベース」 より

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