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鎖国 : 日本の悲劇

和辻哲郎著

(岩波文庫, 青(33)-144-3, 4, 33-144-3, 4)

岩波書店, 1982.1-1982.2

タイトル読み

サコク : ニホン ノ ヒゲキ

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注記

底本: 『和辻哲郎全集』第15巻(岩波書店, 1963.1)

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784003314432

内容説明

太平洋戦争の敗北によって「実に情けない姿をさらけ出した」日本民族の欠点—「科学的精神の欠如」—への反省の試みとして企てられた壮大な歴史的考察。新航路・新大陸発見による「世界的視圏の成立」という大きな歴史的展望の中で、西洋近代文明との出会いを自ら鎖した日本の知的悲劇が活写された名著。

目次

  • 前篇 世界的視圏の成立過程(東方への視界拡大の運動;西方への視界拡大の運動)
  • 後篇 世界的視圏における近世初頭の日本(十五、六世紀の日本の情勢;シャビエルの渡来;シャビエル渡来以後の十年間)
巻冊次

下 ISBN 9784003314449

内容説明

ポルトガル人・スペイン人の新航路・新大陸発見による「世界的視圏の成立過程」を述べた前篇を承け、後篇はポルトガル商人の漂着で世界史の舞台に登場した日本の情勢から説きおこされる。ザビエル、フロイスらの布教活動によるキリシタン運動の最高潮も束の間、日本は「鎖国」への道を一挙に突き進んでいく。

目次

後篇 世界的視圏における近世初頭の日本(承前)(ビレラの畿内開拓;九州諸地方の開拓;京都におけるフロイスの活動;九州北西沿岸地方における布教の成功;ルイス・フロイス—和田惟政—織田信長;信長の伝統破壊;京都の新会堂「昇天の聖母」の建立;キリシタン運動の最高潮;鎖国への過程)

「BOOKデータベース」 より

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