神の生物学
著者
書誌事項
神の生物学
紀伊国屋書店, 1979.1
- タイトル別名
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The biology of God : a scientist's study of man the religious animal
- タイトル読み
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カミ ノ セイブツガク
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内容説明・目次
内容説明
超越的なもの、聖なるものに対する人間の体験(神体験)は、すばらしい音楽や絵画による感激と同様に強烈であり、性的体験に劣らず実在的である。真の生物学は生命現象にかかわるすべてを包括すべきであるとするなら、われわれはすぐれて人間的なこの体験を無視することはできない。著者ハーディは海洋生態学にかんする長年の研究を通じて、こう考えるようになった。そして宗教体験研究部をオックスフォード大学に設けた。本書は、これらの実践と思案の産物である。同様の問題意識をもつポラニイ、フディントン、ピアジェ等の意見や、精神分析、文化人類学、動物行動学等の成果を適宜援用しつつ、信仰という精神的「行為」を進化論的に基礎づけようとする。トータルな人間理解のための「方法序説」。
目次
- 第1章 方法
- 第2章 動物的および化学的背景
- 第3章 行動と進化
- 第4章 人間の出現と信仰の発生
- 第5章 宗教の形成
- 第6章 心理学の衝撃
- 第7章 パラ心理学のパラドックス
- 第8章 生物学と行動再説
- 第9章 犬と人間、人間と神—相似は存在するか
- 第10章 経験としての神
- 第11章 新しい自然神学に向かって
- 第12章 実験的信仰
「BOOKデータベース」 より