江戸の想像力 : 18世紀のメディアと表徴

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江戸の想像力 : 18世紀のメディアと表徴

田中優子著

筑摩書房, 1986.9

タイトル読み

エド ノ ソウゾウリョク : 18セイキ ノ メディア ト ヒョウチョウ

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参考文献: 各章末

内容説明・目次

内容説明

博物学・浮世絵・世界図・読本—。同時代の異質な個性とジャンルを織り込んで、蛇行する近世の〈運動〉を描く気鋭の処女作。

目次

  • 第1章 金唐革は世界をめぐる—近世を流通するもの(世紀末天明様態;天明元年のかばやき;金唐革は世界をめぐる;紙から見た美術史;本草学は借金錬金術;源内伝説と密貿易)
  • 第2章 「連」がつくる江戸18世紀—行動本草学から落語まで(動く本草学へ;俳諧のネットワーク;作ったものの連・作る場の連;狂歌連と落語;連の生み出したもの—解体新書・東錦絵・銅版画)
  • 第3章 説話の変容—中国と日本の小説(宋の説話人;俗文学の流入;呼び起こされる神々;浮世草子『白娘子永鎮雷峰塔』の世界;生命的なるものをめぐって)
  • 第4章 世界の国尽し—近世の世界像(はなしと江戸文学;近世世界地図遍歴;マテオ神父の冒険;白石の懐疑;複数の世界像;羅列の形式—尽し・競へ・道行・双六・絵巻)
  • 第5章 愚者たちの宇宙—『春雨物語』の世界(列挙が可能にするもの;意味づけからの奔走;境界を生きる者たち—愚者・悪漢・人間もどき;源内と秋成—江戸18世紀の両極)

「BOOKデータベース」 より

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