語り : 文化のナラトロジー
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書誌事項
語り : 文化のナラトロジー
(記号学研究 / 日本記号学会編, 6)
東海大学出版会, 1986.11
- タイトル別名
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Narrative : narratology of culture
- タイトル読み
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カタリ : ブンカ ノ ナラトロジー
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文献: 章末
内容説明・目次
内容説明
人間とその世界を総体的に認識するためのモデルとしての物語。構造主義、文化記号論はこの物語論を1つの核として展開し、様々な知の領野の発展を促した。物語が人間の心に根ざし、人間の心が物語に根ざすものである以上、物語と物語論は今後も人々の心を騒がせ続けるにちがいない。
目次
- 物語におけるヴィジョンと記憶—「一大同時空」の意識と思想について(磯谷孝)
- ミメーシスの2つの型、またはミメーシスの循環(久米博)
- 日本語の語りのテクストにおける時制の転換について(池上嘉彦)
- 民話の構造とジャンルの志向性(野村〓)
- 夢と文字—アンリ・ミショーのナラトロジー(立花規矩子)
- 物語、強迫神経症?(川中子弘)
- ナラトロジーの現在(松島征)
- 推敲の記号論—芭蕉の蝉の句の推敲について(平賀正子)
- オースティンとディムズデイル—言語行為論的『緋文字』論(中井紀明)
- 衣服の記号学へ—R・バルト『モードの体系』へのプレリュード(篠田浩一郎)
- 「語り」の誕生—映画の場合(浅沼圭司)
- 音楽のディスコース—定義の試み(近藤譲)
- 差異・対立・反復—文化のナラトロジーへの一視点(伊東一郎)
- ベルチーテで思ったこと—絵画表現について(薮野健)
- 文化のナラティブ・メディア—テレビの神話化とメディア論の課題(北村日出夫)
- 中国と記号学—訪中報告(坂本百大)
「BOOKデータベース」 より