島国の世紀 : ヴィクトリア朝英国と日本

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島国の世紀 : ヴィクトリア朝英国と日本

小池滋著

文藝春秋, 1987.9

タイトル読み

シマグニ ノ セイキ : ヴィクトリアチョウ エイコク ト ニホン

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内容説明・目次

内容説明

史上かつてない繁栄を迎えた日本に、きわめてよく似た国がかつてあった。ヴィクトリア朝のイギリスである。島国でありながら貿易によって世界の富を集めたこと、また島国であるために、軍事的・道徳的安全が保障され、しばしば大陸の戦乱で漁夫の利を得てきたこと。そのことが、国際感覚の欠如、つまり島国根性を育ててしまったこと。かの大英帝国の没落が語られてから久しい。このことは日本の未来に、多くの示唆を与えてくれる。われわれは、大英帝国の繁栄と没落に、何を学べばよいのだろうか。

目次

  • 序章 不気味なまでの類似
  • 第1章 レジャー産業革命(世界最初の旅行代理業者;企業城下町と家父長制)
  • 第2章 文学産業革命(一般読者層の成立;新しい読者層の登場;文学の薄利多売;普通教育制度とマスジャーナリズム)
  • 第3章 宮廷改革者アルバート(悪評高き4代のジョージ王;女嫌いの優等生;妻のために内助の功;万博の生みの類)
  • 第4章 死に至る病(ジャックとマスコミ;犯罪ほど素敵なショウはない)
  • 終章 善きをとり悪しきをすてて

「BOOKデータベース」 より

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