商売往来の世界 : 日本型「商人」の原像をさぐる

書誌事項

商売往来の世界 : 日本型「商人」の原像をさぐる

三好信浩著

(NHKブックス, 537)

日本放送出版協会, 1987.10

タイトル別名

商売往来の世界 : 日本型商人の原像をさぐる

タイトル読み

ショウバイ オウライ ノ セカイ : ニホンガタ ショウニン ノ ゲンゾウ オ サグル

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内容説明・目次

内容説明

元禄時代、商人の子どもの手習い・算術のための『商売往来』が、大坂から出版された。以来、その有用性が評価されるとともに、民衆の手によって増補・改訂がなされた『商売往来』は、明治の半ばに至るまで、当時の商人たちのテキストとなり、彼らの道標となり続けた。その『商売往来』の変遷を辿るとき、今日隆盛をきわめる通商国家日本を支える、日本型商人の原像が浮かび上がってくる。

目次

  • 序章 日本型「商人」の原像をさぐる
  • 第1章 『商売往来』の再発見(三次に眠る元禄本;堀流水軒という人;元禄という時代;“俗中の一大奇書”)
  • 第2章 江戸時代の『商売往来』と商人たち(目ざましい普及;元禄本の踏襲形態;“商売往来これで沢山”;派生本の数々;寺子屋と『商売往来』)
  • 第3章 明治時代の『商売往来』と経済人たち(目ざましい変容;特変本作家の群像;“古き革袋に新しき酒”;近代教科書との相克;『商売往来』の終えん)
  • 第4章 日本商人の学習記録(学習観の変化した部分;学習観の変わらない部分;保守と革新のはざまで;日本商人の学習成果)
  • 結章 日本型ビジネスマンの誕生

「BOOKデータベース」 より

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