中世国家の宗教構造 : 体制仏教と体制外仏教の相剋

書誌事項

中世国家の宗教構造 : 体制仏教と体制外仏教の相剋

佐々木馨著

(中世史研究選書)

吉川弘文館, 1988.6

タイトル読み

チュウセイ コッカ ノ シュウキョウ コウゾウ : タイセイ ブッキョウ ト タイセイガイ ブッキョウ ノ ソウコク

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内容説明・目次

内容説明

中世仏教史の基本的構図を、国家権力=体制と仏教とのかかわりに注目して、「体制仏教」と「反体制仏教」の対立面およびその両者をも越えた「超体制仏教」の超越面から捉え、その構図が如何なる史的状況のなかに成立し、展開していったかを、古代と中世の全期にわたって変遷的に跡づけ、もって日本仏教史上における中世的位置を窺見する。

目次

  • 鎌倉仏教研究の歩みと本書の視角(鎌倉新仏教研究における3つのアプローチ;鎌倉仏教の総体的把握;いわゆる「顕密体制」論をめぐって;本書の視角)
  • 鎌倉時代における3つの思想空間(古代における「体制仏教」と「超体制仏教」;鎌倉時代における「体制仏教」;「反体制仏教」の誕生;「超体制仏教」の中世的転生;3つの思想空間の相剋)
  • 南北朝期における思想空間の転換(「体制仏教」の展開;「反体制仏教」の価値観の転換;「超体制仏教」の消滅)
  • 室町・戦国期における2つの思想空間の攻防(「公家的制体仏教」と「武家的体制仏教」の融合;「反体制仏教」の再生そして終焉)

「BOOKデータベース」 より

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