自己形成の苦悩
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自己形成の苦悩
(漱石文学の思想 / 今西順吉著, 第1部)
筑摩書房, 1988.8
- タイトル読み
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ジコ ケイセイ ノ クノウ
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内容説明・目次
内容説明
国民的文学が与える感銘の本質に迫る!生い立から「自己本位」の確立にいたる内面形成の過程を克明にあとづけ、作品の水面下に隠された思想の拡がりと構造を初めて解明する。画期的な夏目漱石論(2部作)
目次
- 序説 漱石とは誰か(「則天去私」を指標とする立場;漱石と精神病;「漱石の恋人」論;漱石とは誰か)
- 第1章 作家以前(生い立ち;第一中学時代の夢;二松学舎における決断;母の死から復籍まで;道徳会批判;混迷;智の立場;厭世;箱根行;「狂なるかな狂なるかな」;嫂の死をめぐって;自然喪失;『方丈記』批評;「文壇に於ける平等主義の代表者『ウオルト、ホイットマン』Walt Whitmanの詩について」;「英国詩人の天地山川に対する観念」;参禅;松山行;熊本時代)
- 第2章 自己本位の確立(英国留学への心構え;ロンドンにおける研究生活;教師生活の4年間;『英文学形式論』と「自己本位」の立場;『文学論』と「自己本位」の立場;漱石の「自然」;余裕—自然主義文学に対する批判の思想的根拠)
「BOOKデータベース」 より