遺伝管理社会 : ナチスと近未来

書誌事項

遺伝管理社会 : ナチスと近未来

米本昌平著

(叢書・死の文化, 4)

弘文堂, 1989.3

タイトル読み

イデン カンリ シャカイ : ナチス ト キンミライ

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内容説明・目次

内容説明

慢性疾患の時代にこそ認められなければならないのは、「病者でいる権利」だ。健康が義務である社会の恐怖を描く、書下ろし。

目次

  • 第1章 ナチス論のために(優生学的世界の現在;遺伝子をめぐる状況;医学とナチズム;ナチズム=パラダイム論 ほか)
  • 第2章 19世紀自然科学主義と民族衛生学の誕生(社会ダーウィニズムとは何か;ヘッケルと一元論同盟;ドイツ優生思想の父プレッツ;民族衛生学と社会生物学 ほか)
  • 第3章 民族衛生学の制度化と20年代(20世紀初頭の優生学研究;第1次世界大戦と優生学の社会的認知;ドイツ国立遺伝学研究所の設立;ヒトラーと民族衛生学者と;戦争混血児問題と外国人労働者問題 ほか)
  • 第4章 人種主義としての超医療管理国家(アメリカの優生政策;プロイセン保健局の断種法草案;ナチスの遺伝病子孫予防法;ヒトラーの民族主義的世界観;ナチス人権学と血統証明;安楽死論の起源 ほか)
  • 第5章 戦後精神と現代医療(連合国のナチズム解釈;医療犯罪裁判 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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